選書サービスを始めたきっかけは、アートが一部のひとたちや場所のものになっているように感じたことからです。アートは知識やお金がなければ飛び込みにくい、私自身もそのような印象を持っていました。

わたしは5年前に偶然にもアートブックに出会い、本という手に取りやすい形に沢山の作品がまとめられていることに気付きました。装丁、紙、デザイン、図版にいたるまで、アートブックを構成するあらゆる要素は「体験する読書」へと繋がっていきます。アートブックに「似合う」「似合わない」という基準は存在せず、それに触れることによって自分自身を理解したり、未来の自分に投資をすることができると考えています。Liberの選書サービスは「選ばない楽しみ」という切り口から、アートブックとひとの可能性を日々、模索しています。